私は50代で、カナダやアメリカの国立公園を独り旅しながら写真を撮ることをライフワークに、北米への渡航歴は10回以上になります。
40代で結婚して2011年に結婚一周年記念に妻と二人でグランドサークルをバスツアーで旅行しました。
旅行したのは春でしたが、到着したフェニックスやセドナでは日中30度を超えていて、逆にグランドキャニオンでは夜間一桁まで気温が下がって、服装調節にはとても苦労しました。
昼間はTシャツ一枚でも暑いくらいでしたが、朝夕風が吹くとトレーナーを重ね着したくらいでは耐えられないくらいでしたので、荷物にならない程度のウインドブレーカーや薄手のコート、手袋は携帯したほうがいいと思います。
どこもとても印象深い場所でしたが、今回は特に事前情報をあまり持たないまま行って、とても感動した「アンテロープ・キャニオン」についての体験談をブログで詳しくお伝えしますので、皆さんのご旅行の参考にしてください。
サクっと読むための見出し
アンテロープまでの移動は、揺れや落とし物に要注意!
ペイジにはアンテロープ・キャニオンへのツアーを扱う会社は一つしかなかったはずなので、個人で行かれる方はそこで予約するそうなのですが、私達はツアーだったのでツアー会社が予約しておいてくれました。
ですので、ホテルから旅行会社まではツアーバスで、そこからは旅行会社のツアーの車で行きました。
注意点
ページからアンテロープ・キャニオンまでは車で20分くらいの行程なのですが、別添写真にあるようにトラックの荷台に乗せられて行くので、風は当たりますし砂埃(すなぼこり)が酷いので、車酔いされる方、コンタクトレンズ着用の方は要注意です。
特にゲートから入り口までは、未舗装路を10分ほど走りますが、かなり揺れるので覚悟をしておいてください。
運転手がゆっくり走ってくれると助かるのですが、日本人が揺れて歓声を上げるとサービス精神からか、スピードを上げたように感じて女性の中には本気で怖がっておられる方も多くいました。
▲上の写真の様にトラックで移動しますが、揺れるせいか、皆トラック周りにガッチリと掴まっていてます。。。@_@;
楽しんでいる人もいるでしょうが、中には必死の形相で本気で怖がっている人もいたので…未舗装路を走る際の揺れは覚悟しておいた方がよさそうです。
アンテロープキャニオンは午前中ベスト。光の当り方が素晴らしい。
アンテロープ・キャニオンはナバホの方々の管理地域なので、個人で入ることは出来ずゲートシティの「ペイジ」という町にある、ナバホ族の方々が運営するツアーに参加する形で日帰りで出かけました。
日程は午前9時に旅行会社を出発して、現地を見学して昼前にペイジまで帰って来ました。人によって感想が違うのですが、私は午前中に行ったことで光の当たり方が素晴らしかったと思っています。
アンテロープ・キャニオンの中はナバホのガイドさんの先導で案内してもらわなければ迷ってしまいそうに入り組んでいます。
私達は日本人ばかり30人ほどのツアーでしたが、前後にガイドがついて解説していただきました。
英語の解説を私達のツアーガイドが日本語に訳してもらっていましたが、キャニオンの中はかなり声が反響するので、私達の前にいた中国人ツアーの声やら、後から来た韓国人ツアーの声が混ざり合って聞き取りにくいこともあります。
キャニオンは細いところは人が一人通り抜けるのがやっとの幅くらいなので、狭いところが苦手な方はやめた方がいいと思いますが、洞窟と違って常に光は入ってくるので、暗いところが苦手な方には問題ありません。
内部は砂が作り出した芸術的な壁面と太陽光のコントラストがあまりに素晴らしく、最近テレビ番組で何度か観ましたが、現場の美しさの一割も伝わっていないと思えるくらいの光景で、行かれたら生涯の思い出になるはずです。
▲内部は想像以上の美しさに、思わず言葉を失います・・・。
▲テレビで見るのと実際にその場で見るのでは、全く違います。地球のどこかに、まだこんな美しい場所があったのか…という程の美しさ。とにかく行ったことの無い人は、絶対に一生に一度は見ておくべき光景です!
特にガイドの方にお願いすると、写真のベストアングルを教えてくれたり、砂を手に取って撒いてくれたりして、撮影のサポートをしていただきました。
▲光が差し込む場所は、光とキャニオンのグラデーションに目を奪われます。
現地では前もって注意を受けるとは思いますが、アンテロープ・キャニオンはナバホの聖地であり、壁面は砂で出来ているので、案内ルートから外れたり、壁を強く触ったり、大きな声を上げたりするとガイドからかなりきつく怒られます。
ヨーロッパで教会を見学するのと同じくらい静かにして、無用に触ったりしないようにしてください。
観光の際は、ナバホ族の聖地に足を踏み入れていることを自覚して、静かに観光を楽しみましょう!
ベストウエスタン アット レイク パウエルは夜ゆったり&外出しない人向け
アンテロープキャニオン観光で利用した宿泊ホテルは「ベスト・ウエスタン・プラス・アット・レイクパウエル」というホテルでしたが、部屋も清潔で広く街中からあまり遠くもない距離なのでお勧めします。
アメリカの典型的なモーテルなのでサービスも簡素ですが、広いベッドでゆったり過ごして夜は部屋から出ない方にはいいホテルだと思います。
アメリカのステーキを堪能したなら「ケンズ・オールド・ウエスト・ステーキハウス」はおすすめ!
夕飯はペイジの街中にある「ケンズ・オールド・ウエスト・ステーキハウス(Ken's Old West Steakhouse)」でステーキを食べましたが、味も量もバッチリです。
ただ、現地の方々の飲み場になっているようで酔った人がかなり騒がしかったのを覚えています。でも、そういったアメリカの雰囲気を味わいながら食事をしたい方は、うってつけのレストランだと思いました。
せっかく日本を離れてアメリカまで来たので、アメリカっぽい食事を楽しむことが出来てとてもよかったと思います。
その他の有名観光地も楽しめるレンタカーツアーもおすすめ!
アンテロープ・キャニオン観光そのものは現地ツアーに参加が必須なので、自分のペースで見て回ることが出来ません。
私達の場合は半日の行程でしたが、一日かけてもっと詳しく見学できるツアーもあるそうです。
旅に慣れている方で、アメリカでレンタカー旅行をされる方は、ペイジに滞在すると「レイク・パウエル」や「ホースシュー・ベンド」など、アンテロープキャニオン近場の観光地がたくさんあるので、そちらにも寄ることが可能です。
自分でレンタカーを借りて、アンテロープキャニオン周辺を観光された方の体験談は、以下の記事が参考になります。
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ビデオで撮影されていた方が何人か見ましたが、動きのある光景ではないのとグラデーションの微妙な変化が写らないと思うので、しっかりとしたカメラを持って行かれることをお勧めします。
また、薄暗いキャニオンから一歩出たらアリゾナの強烈な日差しを受けて目を痛めてしまうので、サングラスは持って行った方がいいと思います。(これはアンテロープキャニオンに行ったどの旅行者も口を揃えて言われていることなので、絶対に持って行って下さいね)
いずれにしても日本では決して見ることのできない光景なので、是非ご自分で体験してみることをお勧めします。
